《挨拶》
現在、日本は高齢化が進み人口推計の結果では、2007年(平成19年)には高齢化率21.5%の超高齢化社会となりました。2014年以降、高齢化のペースは弱まりますが、2020年(平成32年)には高齢化率29.1%、2035年(平成47年)には33.4%に達し、人口の3人に1人は高齢者になると推定されているようです。さらに、2042年(平成54年)に3878万人でピークを迎えます。
その為、理学療法士等のリハビリテーション専門職の重要性・必要性が高まっており、高齢者の増加に比例するように年々増加しております。リハビリテーション専門職として働くためには大学や専門学校での教育を経て国家資格を取得することで、医療法人・社会福祉法人でのリハビリテーション業務に従事する事が出来るようになります。また、昨今ではNPO法人や株式会社が母体の介護保険事業へのリハビリテーション職種の関わりが増加しており、専門性が高いジャンルでは研究職・養成校での教員職、障害者スポーツへの関わり等、職域は多岐に渡ります。
しかし、学部教育や卒後の研修で学ぶ内容はリハビリテーションの広い知識の一部であり、リハビリテーションの対象となる方への十分な治療・援助を行う為には、リハビリテーションに対する知識や技術の研鑽が必要不可欠であり、日々進歩する医療技術や新たな研究結果に対して、生涯にわたる学習・研鑽が求められている状況です。
しかし、私たちは卒後に従事する所属は違えど、リハビリを行っている最終目的は一緒であり、それはリハビリを必要としている人たちに笑顔を取り戻させる事だと思います。
その為に、生涯にわたる学習・研鑽に努め、リハビリ専門職を必要としている人たちの為に積極的に関わって行く事が大事なのではないでしょうか?
そんな当たり前のような思いがリスイケンの発足の原点であり、この研究会に賛同してくださる皆で協力し、日進月歩の精神でこの研究会を盛り上げていけたら幸いです。
《リスイケンとは…》
リハビリテーション推進研究会の名称を、短くポップにしたのが「リスイケン」です。
名前の通り、リハビリテーションをもっと推進して普及していきたい!という思いからこの団体を作りました。
「なんか楽しいことがしたいなぁ…」 「横のつながりがほしいな…」
そんな思いを実現する、実現したい人のサポートができる団体になります!!
その為に、リハビリテーションに関わる情報の共有をオープンに、自由で・便利な・繋がりを大切にしたコミュニティ作りを主の目的にした団体を目指しています。
<名前の由来>
リスイケンのロゴは「Яe」としています。これには別表記Яe;suiken(リスイケン)という団体の思いを込めています。リハビリテーションの「Re」の頭文字から本来のリハビリテーションの考えはもちろん、違う側面からもリハビリテーションを盛り上げていきたい。違う視点からもリハビリテーションを普及していきたいという気持ちを「Яe」に込めています。
「Яe」はリハビリテーションの「リ」と同じ意味で考えていますが、「Re:再び」を主軸にしてリスイケンの活動に必要と思ったものは何でもやってみる!そんな気持ちを大事にしています。